活性酸素の発生要因の排除・抑制は、「Ⅳ-4」の項で述べた活性酸素の発生因子が主要なポイントとなります。ここでは総合的な観点から次の通りまとめました。
(1) | 残留農薬や食品添加物に注意し、野菜などはよく洗ってから調理する習慣を身につけること。 |
(2) | タバコは百害あって一利なし。飲酒はほどほどにすること。 |
(3) | 大気汚染などの公害にも、交通量の多い場所を避けるなど、具体的な自衛策をとること。 |
(4) | 日光浴も木漏れ日で15分程度を限度とし、紫外線には十分注意すること。原則として日焼けは避けること。 |
(5) | 放射線、X線撮影、その他の電磁波などは必要最小限にとどめること。 |
(6) | 売薬など安易に薬を飲まない。水道水などを多量に飲まないこと。多量に摂取する必要のあるときはミネラルウオーターに切り換えること。 |
(7) | ストレスをためない。最低1日30分は自分だけの時間を持つこと。 |
(8) | 激しい運動は避けること。準備運動やストレッチングを行い、突然運動を始めないこと。 |
(9) | バランスのとれた食事から、多種多様な抗酸化物質を積極的に摂取するよう心がけること。 |
(10) | 脂肪の取り方や過酸化脂質に注意すること。 |
(11) | 食物繊維を十分に摂取すること。 |
(12) | 肌の状態は活性酸素の影響度(酸化度)を知るバロメーターとしての見地から、肌の観察を怠らないようにすること。 |