今年4月に行われた
第1回「エステティックコーチ」資格認定講座(前半)では、講座の開発を担当してくださった精神科医の奥田裕美先生から直接レクチャーを受け、2日間で基礎となるスキルを学びました。
その後、6ヶ月の自宅学習期間ではそれぞれが自宅で教材のDVDを見たり、テキストを読み返したり、毎日の生活や仕事の中で学んだことを実践しながら、それぞれのスキルを自分のものにしていきます。その6ヶ月を過ごして、講座の後半にあたる10月17日に受講者が久しぶりに集まりました。
後半の1日目は演習です。まず最初に、奥田先生がクライアント役を相手に、実際にコーチングの見本をみせてくださいました。
「エステティックコーチ」の3つの重要なコアスキル「聴く技法」「質問する技法」「伝える技法」を使って、クライアントが今までやりたいけど、なかなかできなかったことをテーマにしてコーチングしていきます。先生のコーチングにより、クライアント役の受講者は、しっかりと自分の目標を定め、そしてそれを実現するための行動を設定し、宣言することができました。
他の受講者は、学んだ様々なスキルをどのように使っているのか、そしてそれがどのような効果を生むのかを見極めようと、奥田先生のロールプレイングにくぎ付けになっていました。
その後は、各自がそれぞれコーチングしてほしいテーマを出して、二人一組のグループを作り、前に出てロールプレイをしていきます。その間、他の受講者はオブザーバーとして、使ったスキルをシートにチェックして、良かったところとコメントを記入していきます。
そして、最後に奥田裕美先生と梅本和比己先生(サンタフェNLP発達心理学協会認定トレーナー)のお二人から、フィードバックをいただきました。
受講者のほとんどが、エステティックの現場で勤務していることもあり、少々緊張はしているようでしたが、皆さん、それぞれのテーマに合わせてコーチングのロールプレイングをこなす様子を見て、毎日仕事の中で学んだスキルを使うことを意識すると、実力がつくことを改めて実感させていただきました。
そして迎えた2日目は、認定試験です。朝一番の筆記試験から始まりました。その後には、実際にクライアント役を設定して実技試験が行われました。受講者によると、1日目のフィードバックがとても参考になったとのことでした。
こうして、終わった第1回資格認定講座。試験の結果は12名中11名が合格され、めでたく「エステティックコーチ」第1期生として認定されました。
今回、新たに誕生した11名の「エステティックコーチ」の方々が、相手の中の力を引き出すために具体的で実際的な技法を用いて目標を達成するための支援を行うことで、より早く、より深くお客様との信頼関係を築くことができるようになることに期待し、エステティックの現場だけでなく、様々な場面で、広く活躍されることに期待しております。
教育研修委員会委員長 高山 永子
第2回エステティックコーチ認定講座は、2009年春に開講予定です。
日程が決定次第、お知らせいたします。