ダイエティシャンコーチが学ぶコーチングは、あらゆる指導関係に役に立ちます。
ダイエティシャンコーチの資格を認定する国際健康美学会の教育研修事業として、ダイエティシャンコーチの認定資格者と広く職場の管理職の方々のための研修が行われました。 どこの職場でも管理職の共通の悩みの一つは、部下指導やリーダーシップではないでしょうか?変化の著しい作今ですから、職場の上司部下関係も以前とは比べものにならないくらい多様化しています。加えて、働く人々のメンタル不調も増加していますから、管理職には部下のメンタルサポートも求められています。 つまり、今や昔ながらの部下指導が通じないばかりか、新しい部下指導のノウハウが必要な状況にあるといえます。 今回の研修は、そんな状況の中で管理職はいったいどのように部下教育をすればよいかを考えるというものです。講師は、ICC認定国際コーチの梅本和比己先生です。 そして、ご参加者は、ダイエティシャンコーチの有資格者と職場の管理職の方々およそ20名の方々です。 部下指導が難しいのは今も昔も同じですが、新しいやり方の一番のポイントになることは、部下一人一人の特性に応じた指導を行うということです。 それを一言でいうなら。『秩序の原理から理解の原理への発想転換』です。 上司が「あれやれ、これやれ」と指示命令をしていればいいという時代は終わり、部下の特性、考え方、価値観、感情を理解しながら、部下一人ひとりにあった教育指導を考えなくてはならなくなっているのです。 今回の研修では、ダイエティシャンコーチ認定資格で学ぶ「コーチング」の技法のひとつである『相手のやる気を引き出すための技法を部下指導にどう活かすか』について、事例を用いて解説していただきました。 研修で強調されたことは、 (1) 上司も必要に応じて、部下にお願いする (2) 部下の話をよく聴き、それを尊重する (3) 気持ちや目標を分かち合い、共有する (4) 上司として伝えたいことは、率直に伝える などです。 上記のことを実現するためには、部下に接する時にできるだけ部下の視点、立場に立って話を聴き、考え、その上で上司の意見もきちんと伝えることが重要です。 忙しい上司には、おそらくこうしたことはとても大変だと思いますが、そうする価値は高いと梅本先生は、強調されます。 なぜなら、自他尊重の上司部下関係の中では様々な創意工夫が生まれ、最終的には会社の業績アップにつながるからです。このことは、職場だけでなく夫婦や親子関係にも応用できそうです。 コーチングを学ぶことは、人生の様々な場面で応用可能であり、自分の人生そのものを大切にすることにもつながると思えるような研修でした。
2014.2.13
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