2009年9月9日(水)に、千代田区・学士会館において、第6回国際健康美学会学術大会を開催しました。
 当日は、エステティシャンやセラピスト、サロンの経営者、美容機器の取扱業者の方など約200名の方々が参加されました。
 食生活が豊かで便利になった現代だからこそ、私たちの身体を作る源である「食」に焦点を当て、「健康美」との関連性について考える機会としたいとの村山理事長の開会挨拶でスタートしました。

Special Lecture

佐藤ひとみ 氏
  学校法人 文理佐藤学園 学園長
  食の教育研究家
  教育学修士(生涯学習学・健康科学)

特別講義
  『 健康バランス・五感で学ぶ食育 』

 終始笑顔が絶えない佐藤ひとみ先生が提唱する食育のキーワードは、「明るく楽しく元気よく」。
 身体にはもちろん、心の美容にもとても大切なこととおっしゃいます。「早寝 早起き 朝ご飯、今日も明るく、元気にありがとう!」一人ひとりが喜びと愛に満ちたすばらしい存在であることが、もともとの能力をさらに明るくパワーアップしていく。これこそが、食育教育の根本であるとお話しされました。さらに、食育の究極の答は予防医学であり、老若男女全ての人が学び実践していくことで健康日本が作られると締めくくられました。




Educational Seminar

教育セミナー   『 美容気功プログラムによる肥満体形管理 』

前韓国チェヌン大学美容芸術学科 教授
国際美容健康研究所 所長
理学博士(教育学・気功学)
  金基甲 氏
 韓国における気功学博士第1号の金基甲先生の教育セミナーは、講義に加えて、自分でできる簡単な気功法の実技もあり、楽しい時間となりました。
 気功学では、人体を流れる気(エネルギー)が滞ると身体に不調が表れるといわれますが、先生の開発された美容気功プログラムのもと、首の後ろが凝ったときには手首を内側に、外側にとぐるぐる回すと楽になるということなど実技を通して実感できました。




Research Announcements

研究発表では、エステティシャン、セラピスト、またアロマコーディネーターという立場で活躍するそれぞれの専門分野の3名の研究者による発表が行われました。
ずっと若くて美しくいられる条件

西武文理大学 特命教授
株式会社ヴィラージュ・アン・サンテ・ユートピア 社長
日本エステティック協会 認定エステティシャン
  石原エレーナ 氏
食に精油をプラスすることによる効能

調理師
アロマコーディネーター
  松宮佐紀子 氏


年齢によるエストロゲン減少に伴う肥満型の変化

株式会社村山 専務取締役
気エステティック イヴ 研修センター長
  村山舞 氏



 最後に、村山理事長より閉会の挨拶がありました。

 特別講義と教育セミナーをしてくださったお二人の先生方の講義を伺い、真の健康を手に入れるためには、バランスの取れた食事と体内の循環を良くする適度な運動が不可欠だということを改めて認識しました。
 エステティシャンやセラピストも提供する技術を磨くだけではなく、「健康美」を手に入れるための柱となる「食事」や「運動」についての正しい知識を身につけることがより求められるようになります。
 そこで、当学会では既にエステティシャンやセラピストの方々に、栄養や運動について知識を深めていただく教育システムの構築を進めているので今後に期待いただきたいという理事長の言葉で今大会は幕を閉じました。

2009.9.9